みなさん、夏はお好きですか?私は嫌いです。
20度を超えるとほとんど身体がだるくなるし、毎年だいたい6月くらいにはすでにクーラー病になっている。学生時代は一人暮らしなのを良いことにご飯をアイスにしていたら半分栄養失調になった。
みなさん、夏本番がやってくる前にしかるべき準備をする必要があります。
もちろん、マラソントレーニングも同じ。
今年こそ、暑い夏がやってくる前に鍛えておこうじゃないか!ということで、夏本番前の今のタイミングでやっておきたいマラソントレーニングを紹介します。
「夏前」の5月6月はトレーニングのかきこみ時!
5月6月は寒くもなく暑くもないので、適温と言えば適温ですよね。
日中は気温が高い日があるものの、朝や夜はまだまだ20度を切っていて涼しく、最高の気温です。
梅雨の時期は雨が降るものの、シャワーランもまた涼しかったり、雨の日のレースの練習にもなるのでたまにはいいものです。
夏場は朝も夜も蒸し暑くて考えられない…と思っている人も多いはず。
この5月6月で夏場になかなかできないトレーニングを取り入れて夏に備えましょう!
夏本番前にやっておきたいマラソントレーニング
夏本番前にやっておきたいトレーニングにはどのようなものがあるのでしょうか。
距離走
夏場に入るとなかなか長い距離をふみづらくなります。
いくら暑さに強い人でも、やはり冬場と比べてラップタイムも落ちてしまうもの。
夏場の距離走はマラソンシーズンほどのペースを維持することはどうしても難しくなりがちです。
夏前の比較的涼しい時期に、長い距離を速いペースで走る練習をしておくことで、夏過ぎの距離走につながる練習になります。
ロング~ミドルインターバル
マラソンの練習には欠かせない、ロング~ミドルの距離のインターバル。
夏場は暑いため、200mなどの短い距離のインターバルがベースになりがちなランナーも多くいます。
心肺と筋力の両方を鍛えられる少し長い距離のインターバルは練習の機会が減ってしまう夏前にがっつりと取り入れておきましょう。
ロングジョグやLSD
夏の最大のデメリットは、日の出は早く日の入りも遅いのでなかなか長い時間を練習に充てるのが困難になるという点。
いつもより早起きをしないといけなかったり、練習開始が遅めになることからサボりがちになることも。
長めの練習時間が必要となるロングジョグやLSDは、夏場だとどうしても暑くてこなしにくくなります。
だらだらと走り続けることは熱中症や脱水症状の原因にもなってしまうので注意が必要です。
足づくりに欠かせないロングジョグやLSDは夏前のタイミングでしっかりとおこないたい練習です。
夏前に暑さに負けない身体を作る「暑熱順化」とは?
徐々に体を暑さに慣らしてゆき、熱中症になりにくい身体にすることを「暑熱順化」と言います。おそらく、「アツアツジュンカ」と読んだ人も中には多いだろうに。
この暑熱順化は、数週間ほどかかるため、本格的な夏が始まる前からやっておきましょう。
具体的な方法としては、
- 運動や入浴(サウナ)で汗をかく
- 暑いと感じてもなるべくクーラーをつけ衣類で調整する
- こまめに水分とミネラルを補給する
などがあげられます。
急に暑い日がやってくるかもしれないのが読めない天気の怖いところ。
暑さが苦手な人は、暑い時期のマラソントレーニングへの耐性づくりのためにも、特に時間をかけて徐々に準備していきましょう。
暑熱環境でパフォーマンスが低下する?!
暑い環境下で「身体が動きにくい」「パフォーマンスが上がらない」と感じたことのある人も多いはずです。
実際、暑熱環境では、運動のパフォーマンスも低下してしまいます。
例えば、スポーツに限らず汗をかき、脱水で3〜4%体重が減少すると・・・
◆筋力は約2%減少
◆筋パワーは約3%減少
◆高強度持久力は約10%減少
(参考:https://www.athlete-collection.com/sports-nutrition/performance-intheheat/)
汗をかくことは生理現象なので仕方がないですが、水分とミネラルを適度に補給しながら夏場のトレーニングに備えましょう。
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夏前のマラソントレーニング 練習も暑熱順化を意識しておこなおう!
冬から春、そして夏に向かう季節は気候もよく過ごしやすいと感じるランナーがほとんどです。5月から新たにランニングをはじめたという人の声もよく聞きます。
夏前のマラソントレーニングも、冬場のトレーニングやレースにつながる第一歩です。
できることやすべきことをしっかりと意識して取り入れ、パフォーマンスアップにつなげましょう。