梅雨シーズンに突入して、これからますます多くなってくる雨天…。走ろうと思っていた時に雨が降っていたら気分も萎えますよね。せっかくのやる気も一気にダウンです。
そんな雨の日に走る「雨の日ラン」は捉え方次第!雨に関係なく走る人もいれば、走らない人もいます。
ここではそんな雨の日ランの注意点や工夫、おすすめグッズなどをご紹介していきます。雨の日ランに挑戦してみたい人はぜひ参考にしてみてくださいね。
雨の日は走るべき?

「そもそも雨の日には走るべきなのか?」といった疑問も。雨の日でも走る人は走りますし、走る気が起きない人は走らないといったようにその人次第です。正解はなく、自分がどうしたいかに従えばよいのです。
「シャワーラン」と呼ばれるように雨の中でトレーニングすることで、レース本番で雨天時に見舞われた時の耐性がつく、というメリットが雨の日ランにはあります。一方で、雨の日は休息日と決めて晴れた日に思いっきり走ることでモチベーションが向上するケースも。
いずれの場合も「雨の日」をポジティブに捉えてみると、雨の日のランニングに対する考え方も変わってきます。
雨の日ランの注意点
雨の日ランは晴れた普通の日のランニングと違っているところも多くあります。気を付けたい注意点もたくさんあるので、ここでは雨の日ランの注意点をご紹介します。
下が滑りやすい

雨の日は路面も土面も想像以上に滑りやすい状況にあります。ランニングフォームに関わらず、バランスを崩してしまうと、思いもよらないところで転倒してしまう危険性も…。
マンホールの上などは特に滑りやすいので、転倒しないように意識して走りましょう。
視界が悪いので交通事故が起こりやすい

雨の日は走っている自分たちもそうですが、車やバイクを運転している運転者側からも非常に視界が悪い状況にあります。雨の中でスピードを出して走っていると、万が一ぶつかりそうになった時も気づくのに遅れてしまう可能性もあります。
また、雨天時は車のブレーキもきくのに時間がかかるので、雨の日はなるべく車の通らない場所でランニングをしましょう。
体が冷えて風邪をひく可能性も

身体が濡れていても、走っていれば代謝も上がっているのでなかなか気づきません。しかし、予想以上に身体が冷えている状態にあるのです。気づかないうちに風邪をひいてしまう心配も…。
雨の日にランニングする場合は、水を吸収しやすいランニングウェアは避け、なるべく水をはじくタイプのランニングウェアを着用しましょう。身体が濡れてしまった場合は、速やかにシャワーやお風呂で身体を温めることが風邪の予防策に繋がります。
雨の日のランの工夫
雨の日のランニングには危険がいくつも潜んでいますが、工夫次第で快適なランニングに変わります。実際に雨の日にランニングする人が実践できる工夫をご紹介します。
高架下やトンネルなど濡れない場所を走る

雨を避けられる場所を選んでランニングすることで、雨で身体が濡れることを防ぐことができます。高架下やトンネルの中、木の生い茂った通りを走ることで、少しでも雨で濡れることを避けることができるます。
事前に身体の冷えや転倒を防げると安心ですよね。自分の家の近くで、雨を凌いでランニングできる場所をいくつか見つけておくと便利です。
雨雲レーダーを細かくチェックして隙を見てランニングする

1日中ずっと雨が降っていることもありますが、合間で晴れ間が見えたり、雨が止むタイミングもあります。最近の天気アプリはとても有能で、雨雲の動きなどもかなり確実なものになっています。
雨雲レーダーをチェックし、雲の切れ間に走れるタイミングを見つけて短時間でサクッと走りに行くのもおすすめです。
体が冷えないようにアイテムを工夫する

晴れの日と雨の日に身につけるランニングアイテムは、使い分けることをおすすめします。雨の日には、防水性のあるものや、多少防寒性がしっかりしたものなどを選ぶことでランニング中でも身体が急激に冷える心配がありません。
また、雨の日にはキャップをかぶって走ることで頭からの冷えを保護してくれます。
体が冷えるのであまり立ち止まらず走り続ける

ランニングの途中やインターバルでは立ち止まることが多い練習になってしまいますが、雨天時は立ち止まらず走り続ける練習を取り入れましょう。
雨の日の練習はㇾペティションなどの止まるメニューよりも、ジョギングやペース走など走り続ける練習メニューにしするほうが良いかもしれませんね。
立ち止まることで身体が冷えてしまうので、つなぎの場合もジョギングなどで身体を動かして冷えを防止することをおすすめします。
雨の日のランのおすすめグッズ
雨の日ランの工夫でもご紹介したように、雨の日は特にランニンググッズを工夫することでより快適にランニングを楽しむことができます。そんな雨の日におすすめしたいランニンググッズをご紹介します。
フード付きウェア
ランニングウェアには濡れても良いような防水加工が施されたものなどもありますが、フード付きのランニングウェアも雨の日には適しています。小雨から急な豪雨になった時なども、フードをかぶることで多少の雨はしのげます。
ウルトラマラソンや、トレイルレースなどの大会でも一着持っていれば大活躍すること間違いなしです!
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ランニングキャップ
雨の日にランニングキャップをかぶる効果には、顔に当たる雨粒を遮り視界を広くするというものがあります。より安全に走るためにはとても効果的です。
また、ランニングで頭が濡れることを防いでくれるので頭が冷えて風邪を引く防止にもなります。
ランニングキャップにもリフレクターが付いているものもあるので、視認性を高め、夜間のランニングでは交通事故などのリスク回避にも繋がるなど、かぶることの効果は絶大です。

防水ランニングアームバンド
雨の日でもスマートフォンを持って走りたいという方には、防水性のランニングアームバンドがおすすめです。
腕につけて走るので邪魔にならず、さらに雨に濡れても良いように防水加工が施されています。
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ウォータープルーフの日焼け止め
雨の日でも意外と紫外線は強いのです。せっかく日焼け止めで対策をしても、雨に濡れて流れ落ちてしまっては意味が無いですよね。雨の日には、濡れても落ちないウォータープルーフの日焼け止めを使うようにしましょう。
雨に濡れてベトベトになってしまうものも不快なので、事前に試用してみると良いかもしれませんね。

雨の日のランをポジティブに捉えるかネガティブに捉えるか

雨の日のランニングが想定外という人も、当たり前という人もいますが、捉え方はそれぞれ違っていいのです。ただ、「雨の日のランニング」をポジティブに捉えるかネガティブに捉えるかというだけの違いです。
私の実体験としては、雨の日のランニングは案外走り始めると平気だということ。走り出すと「あれ?雨ってこんなもんか!」と開き直ってしまうほど、気にならなくなることも多いです。さらに、雨の日に走っているとマラソン大会や練習会で雨が降っても焦ったり不安になる心配がなくなります。雨の日ランもなかなか悪くないですよ♪
雨の日ランの注意点や工夫、グッズなどを参考にして、雨の日ランを楽しんでみてください。