あると思ってもない、あると思ってもない、と思っていた都市型マラソン『東京マラソン』がついに3月6日に開催され、ようやく出走することができました!
約1年ぶりのフルマラソンで寝ても覚めても身体がバキバキ。
リカバリーに銀座の岡半で豪華な牛肉を喰らってきました。
東京マラソン2021とは
新型コロナウィルスで一般ランナー参加の延期が余儀なくされたのが2020年の大会。3年ぶりに一般ランナーも参加できる東京マラソン2021が開催されました。
2007年から始まった東京マラソンは、2013年にはワールドマラソンメジャーとなり、世界の主要なマラソン大会のひとつになりました。
今大会は2時間1分39秒の世界記録を持つエリウド・キプチョゲ(ケニア)も参戦!
マラソン好きはそわそわし、参戦発表後は街ですれ違う外国人がみんなキプチョゲに見えたに違いない。
東京マラソン2021
兼 ジャパンマラソンチャンピオンシップシリーズ
兼 オレゴン2022世界陸上競技選手権大会マラソン日本代表選手選考競技会
兼 杭州2022アジア競技大会マラソン日本代表選手選考競技会
兼 マラソングランドチャンピオンシップチャレンジ
兼 アボット・ワールドマラソンメジャーズ シリーズXIV
今回も色々と味付けがされた長い名前になっています。
【大会レポート】東京マラソン2021出走しました!
東京マラソン2021に出走した大会レポートをご紹介します!
来年、再来年出走を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
①気温は適温、風は強め
過去の東京マラソンの時期の気温を見ると平均で「スタート前:7.4度」「最高気温:11.9度」と、比較的走りやすいコンディションです。
今年も、気温 7.8度、湿度 29%、風向き 西2.4mという絶好のマラソン日和(のように感じられました、最初は)。
準エリートでの出走だったので、待機時間も少なく、身体を冷やさずにスタートをすることができました。
さらに運の良いことに都庁前は日向になっており温かく、寒さを感じる心配もなかったことが救いです(比較的幅広いブロックまで日向だったとのこと!)。
同じ準エリートのランナーさんと一緒に過ごすことができて、気持ちもリラックス、気負わずスタート地点に立つことができたのは良かったです。
②比較的フラットで高低差の少ないコースで序盤から飛ばす
そしていよいよ胸高まるスタート!
今回はスタート後のコースが一部変更になっていて、いきなり下りからスタートでスピードが出るわ出るわ…。
本当は4分5秒/kmで行けるところまで刻む計画だったのに入りの5kmが手元の時計で20分切りに。
高速コースと言われているだけあり、かなりスピードが出てしまいました。
③都内の思い出が巡り巡ってアドレナリン、止まらない
やっぱり住み慣れてるところは走りやすいし、気持ちが入るな、と。
過去自己ベストを出した大阪マラソンも走りながら色んな気持ちがよみがえり、ランナーズハイに陥ってしまったことを思い出しました。
今回もまさにそんな感じで、都内の各箇所の思い出が脳内を巡り、アドレナリンが出まくってしまいました。
頭の中ではラップの計算ができていても、「どこまでも走り続けられそうだ~~」と思い、なかなかペースの調整ができないままどんどん進む、止まらない、私。
④やっぱり30km手前からきつくなる
そしてやっぱり、過去10回以上のフルマラソン出走経験から学んでも学習しない私に30km手前のきつさが襲ってきます。
「もう走れない!」の苦しさではなく、心拍数がグッと上がるようなそんな感覚。(多分普通にただの飛ばし過ぎ)
しかし、今回は仲間の応援を糧に、仲間も頑張っていることを糧に、そこまでラップを落とさずに走れました。←自己評価はどこまでも甘めです。
⑤モルテンは神説!?
今回初めて導入した秘密のアイテムがモルテンのジェル!
良いと聞いていて試そうと思いエキスポで購入(まさか1,000円もするとは思わなかった…)。
30km地点で摂取すると、何だか身体が軽くなったようななってないような…!!
味はBCAAやアミノバイタルのようなよくあるスポーツ系の味ではなく、分かりやすい例えで言うと、自由研究の蟻の巣の実験でエサ用に作る砂糖水のようなそんな味。
甘党にはおすすめかも。
少しかじって捨ててしまうのはもったいなく、結局お腹のポケットにしまってゴールしました!ゴールしてすぐに捨てたけど!
⑥ラストの日比谷通りから(34kmから)がとにかくきつい
さっきまではモルテンを飲んで元気だったはずなのに、日比谷公園を過ぎたあたりからとにかくきつくなりました。
8kmは短いような長いような、とにかく気をしっかり持つのに必死な感覚に。
後にランナーたちの話を聞くと、ここは風があったらしい。
私はそんなことさえも分からないほど憔悴しきっていたようだ。
⑦ラストはたれまくり目標には届かず…
とにかくしんどくて、前に進むので精一杯な結果に。風で前に進まないのか、私がやばくなっているのかに自問自答しながら前進。
ラストはあり得な程のラップを刻んでしまい…。
結果、目標としていた2時間55分切りができず、自己ベストの2時間55分16秒(2時間55分10秒)でゴール!
ふたことで表すと「きつかった!けど楽しかった!」。
東京マラソン2021の振り返り
今回は色々と調整に調整を重ねていたこともあり、コンディションも整えていたし、準備もしっかりできていたし、ちゃっかり得も積んでいた。
ツッコミどことは何もない!なので結局はこれが自分の実力だと思おう。
そんな今回のレースを備忘録的に振り返っておきましょう。
良かったこと
- 事前受付を金曜日にすませていた
- 良い感じにカーボができた
- 前日の土曜にたくさん寝た
- 量に拘らない質の高い練習で、きちんと追い込め減量もできた
- こまめに水分補給とジェルを摂取できた
- 直前まで友人と過ごせてリラックスすることができた
- たくさんの応援があった!
良かったことはたくさんあり、とにかく準備は良くできていました。
中でも、調整期は量に拘らないトレーニングをつめていて、そんなに走っていないのにかなり体重も減っていたので、質が高い練習が積めていたと感じます(また事前の過ごし方をご紹介したいと思います!)。
今回は普段とらないジェルもこまめに3カ所で摂取して、比較的体力を持たせることができたのも良かった点。
やっぱり多くのランナーが言うように、エネルギー補給は大事なんだなと実感しました。
悪かったこと
- 集団になりづらかった
- 前半飛ばし過ぎた(これは本当に×!)
- スタミナ強化は必須
反省点はこの3つ(特に後半2つ)に尽きます。
前半飛ばし過ぎて死んでいくやり方を今後は見直す必要があるなと思いつつ、攻めのレースがやめられない私なわけで。
であればやっぱり無限の体力が続くほどのスタミナ強化に限ると分析。
時間走や距離走も意識して練習に取り入れようと改めて感じました。夜通しランなんかもまたやりたい。
最後にひとこと…やっぱり都市型レースは楽しい!!
久しぶりに都市型レースが復活し始め、世の中もちょっとずつ動き出しそうな、変わっていきそうなそんな予感に胸が高鳴ります。
もうあると思った大会が無くなるなんてことは嫌だ!!!
みんなが楽しそうで、頑張ってきたランナーもいろんな感情に出会えて、やっぱりマラソン大会は素敵だなーと久しぶりに実感することができました。
でもそれは、多くのボランティアさんやサポートスタッフの協力があって成り立ったことだとも思います。
今回の東京マラソン2021を安全に開催してくださったことには感謝しかありません!ありがとうございました!!!
と、なんだか私の自己満足日記になってしまった。夜だから仕方ない。
ひとまず…来週の名古屋ウィメンズマラソンに向けて頑張ろう!!