5月になりました。そして銀座の女を卒業しました。
眩しいくらいに明るくて、昼みたいにキラキラしている夜は好きだったし、ブランド物の英語表記なんて未だに読めるやつの方が少ないんだけど、でも、好きでした。

名残惜しいけれど後悔はない。あ~まるで失恋みたいだな。
ということで、今回はランナー恋愛白書、失恋体験談を紹介したいと思います。
ランナーによくある性格(※偏見ver.)

マラソンを志しているようなランナーに、よく見られる性格は以下のようなものがあげられるのではないでしょうか。(とても偏見です)
- 負けず嫌い
- 目標を設定して突き進められる
- コツコツ努力型(夏休みの宿題ためない型)
- 楽天的
- こだわりがある
- 真面目
良いものばかりで、ランナーの良い面は競技に限らず、仕事や勉強などでも発揮され高く評価されることも。
ランニングを通じて性格が確立されることもあれば、性格上ランニングにはまっていくこともありけり。
マラソンに活かせる自身の性格はぜひ、多面的に発揮したいところですね。
【体験談】こだわり強めなランナーと恋愛して破局した
私もランナーでパートナーもランナーで、うまくいく未来予想図しか描いていなかったのに破局した経験がある。
ランナーにもいろんな種類がいて、「必ずしもランナー同士がうまくいくとは限らないのだ」ということを思い知らされた話をしよう。
「きちんとしている」が魅力だったA君

ランナーのA君とは、とあるランニング練習会で知り合った。
歳は7つ上、社会人に毛の生えただけのような私にとってはかなり大人に見えた。
それだけではなく、印象は「かなりきちんとしている」。
ランニングでは、きちんと準備運動やケアを怠らず、練習記録はガーミンアプリに細かく残す、食事や入浴にも気を使っている性格がにじみ出ていた。
一方の私はA型のくせにかなり雑どころか、A君が気にしている上記なんて気にしたこともない。
人間、自分の持っていないものに惹かれる性質があると言われている、まさにそれだ。
そして、私はきちんとしていて大人なA君にすっかりはまっていくのである。
デート中も崩さない生活習慣

紆余曲折あり、押してダメなら押し倒す私は、知り合って4カ月ほどでA君との交際にこぎ着いた。
恋は盲目でそれはもう、毎日脳内お花畑だったなあ(しみじみ)。
目標に向かい突き進むA君の週末の朝は必ず朝ランニングをするらしく、そんなアスリートな一面にもゾッコン。
しかし・・・・
基本週末しか会わない関係だったからこそ、土日の朝くらい一緒にゆっくり過ごしたい私の本音とは裏腹に、早朝に叩き起こされてランニングに借り出される始末。
「こうした積み重ねが良い成果を生むんだ!」とやけに意気込み、究極に朝が弱い私はお留守番係になることもしばしば。
きちんとしている=こだわりが強い?

そんな強いこだわりはそれ以外の部分でも。
朝ごはんは絶対に違うものを食べない、違うメーカーの商品(特に健康系)は買わない、ランニングコースは絶対に変えない…などなど。
練習でうまくいかなかった日はめちゃくちゃ落ち込むし、レースの前は度が過ぎるピリピリ感。
おまけに、仕事の愚痴をこぼした時には「その考えは違う!絶対にこうこうこうだから君は間違っている」と自分の中にある固執した概念を押し付けられたことも。
これはきちんとしているのか?こだわりなのか?幼い私でも疑問を募らせていき…。
私はそんなきちんとしていないです。でも良いんです。

そして破局。
そもそも私はそんなにきちんとしていない。食べたいものを飲み食べするし、起きたい時に起きるし、ランニングも好きな時に好きな所を走りたい、つまり根本合わなかったというわけだ。
別れた時、ふと肩の荷が下りた気持ちになった。無理していたのかもしれない。
きちんとしている人がダメという話ではなく、きちんとしている人はその価値観を共有できる人と一緒になればいいという、そういう話なだけだと強く思った。
ランニングへの向き合い方も人それぞれ

ランナー同士は恋愛においてもその他においてもうまくいきやすいと思われがち。
確かに、生活スタイルや練習、趣味の共有という観点で見るといい面はとてもたくさんあるし、実際私もランナーの方が一緒にいて居心地がいい。
「走りに行きたいー――――!」と悶絶する必要もない。
しかし、ランニングへの向き合い方が人それぞれだということは、一つの大きな盲点になりやすい。
それぞれ違った向き合い方やこだわり、価値観を持っている人間同士だからこそ完全一致は難しい。
マラソンという非常にデリケートなスポーツがゆえに。
ランナー同士の恋は確かにはじまりやすいが、必ずしも上手くいくとは限らない点が難しいポイントの一つである。