トレーニング

【体験談】夜通しラン 真夜中スタートで50㎞ランニングの旅

たまにある。

誰にも邪魔されずに、黙々と走り続けたい。

自分の足でどこまで進めるか試したい。

行ったことのない場所に行ってみたい。

・・・・。

恐らくみんなもそんな衝動にかられたことがあるのではないだろうか。

そうだ、そんな夜長にこそ夜通しランだ!!!

深夜12時10分スタート

昨年の夏にスタートした時間が仮眠を取っての26時。なんだか物足りなかった記憶がある。

人の記憶はどうしても時間とともに美化されてしまうということを、この時の私は気づきもしなかったのだった。

真夜中の街は、まるで地球上で私だけが生き残ったのかのような感覚

そんなあの頃の記憶を頼りに仮眠もせず深夜の12時10分に墨田区をロケットスタート!今日の私は寝んでも行ける!

見たことのないメーカーだけど、ワンコインはお釣りがじゃらじゃらならんから良い

走り始めると思ったよりも涼しくて、思わず半そでになる。もちろん、こんなに涼しいけどきちんと水分は持って走る。

これは夜通しランの鉄則なので覚えておこう。

足立区は避けよう……

今回は何となく北を目指そうと決めていた、が、私の家からだとどうしても足立区を通過することになってしまう。

はじめて出会う、赤土小学校

「一応女の子だし、ちょっと足立区は怖い…」ということで、少し蛇行したルートを選定!したはずなのに、あとから確認するとしっかり足立区を通過していました~。

北上するのにやっぱり足立区は切っても切り離せない位置に存在しているんですね。

今日も優しい微笑みを見せてくれる、我らの荒川

8㎞くらい走ったところで荒川を通過。さらば母なる荒川よ…。

荒川を過ぎるとちょっと不安な気持ちになってしまう。これが住めば都ということか。

そうこうしているうちに埼玉県

黙々と走り続け、15kmほど進んだところで…

この案内を見つけた時にはさすがにテンションMAXに

埼玉県草加市に突入。自らの足で踏み入れた埼玉県は感慨深く、もうダサイタマなんて言わせない、そんな真夜中のテンション。

道路上の案内は生命線なのできちんとチェックしよう

そしていいところに「春日部」行きの看板を発見!

本当は宇都宮に行って宇都宮餃子を食べるのも良いなと思っていたが…さすがにあと100㎞近く走る勇気はなく、まずは18㎞先の春日部を目指すことに。

約25㎞進んだところで越谷(埼玉)現る

たまに道路から出ている突起物で転倒するので現場をおさえておこう

世界が自分一人になった気持ちに存分に浸りたかった私だが、さすがに数時間経つとちょっと寂しくなる。こんな時こそRADWINPSでも聞いて気持ちを落ち着かせよう。

「こし」は山のふもと、「や」は湿地など低い所を指した当地の地形に由来して名付けられてるのみんな知ってた?

そして25㎞ほど走ったところで、越谷市に突入!

名前だけ聞いたことはあったけど、もちろんわざわざ行くこともなかったし、今後も行く予定はないだろう。ちょっとお得な気持ち。

もちろん夜なので何も無かったが、行ったことない場所に踏み入れられるのは夜通しランの醍醐味。

突如として襲ってきた疲労

おもむろに立ち止まる様子

25㎞過ぎたあたりで、突如として疲労が……!そして何度か立ち止まり考える。

「さあ、どうやって帰ろう。」

時計を見ると午前3時前、考えてみても帰る手段も方法も思いつかず、何が最寄り駅になり何線なのかもわからず、というか終電も終わっている。

「タクシーに乗ったらめっちゃ金かかりそうだしな」と、渋る始末に。

非常事態時には駆け込みたいマックも閉まっているじゃないか

こんな時は24時間営業のマクドナルドか?吉野家か?カラオケBOXか?に駆け込みたい、と思ってもすれ違うマクドナルドはなぜか全部深夜閉店に。

どうしようもない気持ちと、諦めそうな煩悩を消し去るかのように走り続ける28歳、女。

念願の春日部で朝を迎える

ここがクレヨンしんちゃんの地元春日部か

そして午前4時頃、徐々に空が白めいてきた。夜明けゼよ。

この頃には目的にしていた春日部にも到着し、走行距離は35㎞ほど。さあここからどうする?と自問自答する。もちろん決めるのは私一人しかいない。

朝の月とエモーショナルな見知らぬ川、と走る私

始発もまだ動いてないし、フルマラソン未満の距離で終えてしまうのはなんか嫌だし、なぜか明るくなってちょっと元気を取り戻した私。どんどん行きます。

朝日が昇る前にゴールしないと日焼けする

そういえばこの辺りに動物園があったな、ホワイトタイガーで有名な。そうそう「東武動物公園」だ!ひとまずそこを目指してみよう。

心の初日の出みたいだ。

埼玉の田んぼに囲まれたところで空に目をやると日の出が。

今日まだ日焼け止めを塗っていなかったので、日が昇ってしまうと肌が焼けることが妙に気になり焦る。やめろ…!!!!

疲労している時の1kmはめっちゃ長い。これが疲労というものなのか

日は昇ってしまったけど、まだまだ私のゴールではない。進みます。

進むんだけどなんて説明したらいいのか、めっちゃ疲れているわけではないのに何だか足が前に進まない感覚。つまりこれが疲労か。

杉戸高野台駅にて終了。合計50㎞

あっさりと東武動物公園に到着したが、50㎞まであと5㎞ほど足りない。悔しい。

なので、最後の力を振り絞って、5㎞先の隣駅「杉戸高野台駅」を目指して走る。行ける!私はいけるんだ!!

50㎞でゴール!!

キロの平均は5分半で心拍も上がらなかったが、休み休みダラダラいったのでこんなもんでしょう。いやでもウルトラマラソンする人はほんまにすごい。

今回の夜通しラン まとめ

今回の夜通しランは東東京をスタートしてこんな感じです。ピーンとまっすぐ走ったらもっと遠くまで行けたのだろうか。

今回の夜通しランも色々な夢を見させてくれました!アリガトウ!

  • 走行距離とスタート時間は自分のコンディションや身体と相談して決める
  • 水分はしっかり持って走ろう(私は2本飲みました!)
  • 春でも夜はやっぱり寒いのでウィンドブレーカーは必須!
  • 夜なので明るめのウェア、ライトを持って走るべし
  • 動かなくなった時こそ稼働やフォームを意識してマラソン練習に繋げる

友達を誘って走ってみるも良し、私みたいに友達がいない人は一人で走るも良し。

とにかく、フルマラソン、ウルトラマラソンの良い練習になります。特にこれからの暑い時期には夜がおすすめ!

安全には十分に気をつけて、ぜひトライしてみてください!