トレーニング

【体験談】長野県の高瀬ダムに峠走(ダム走)にいってきた!

まだまだ暑い日が続く夏の日、涼しい避暑地の長野県の大町へトレーニングに行ってきました!大町の山奥には高瀬ダムという有名なダムがあることはご存じでしょうか。

あの有名な黒部ダムの反対側にあるダムですが、景観もきれいでおすすめです。

今回はその高瀬ダムに峠走へ行ってきた、体験レビューをご紹介します。

「【おすすめトレーニング】峠走で心肺機能も筋持久力もUP?!」の記事はこちら!

高瀬ダムとは

黒部ダムに続き日本第二位の高さのダムです。176メートルをほこる、東洋一の巨大なロックフィルダムとしても知られています。

発電専用のダムとなっており、1979年に運転開始されています。

洪水吐が巨大スキージャンプ台のようになっており、ダイナミック!

反対側のダム湖はエメラルドグリーンで美しく、秋も夏も絶景が楽しめます。実はこのダム湖にはまだ名前が無いだとか…。そんな点も神秘的ですよね。

途中までしか自家用車では行けず、公認タクシーか徒歩で行くしか手段が無いので注意が必要です。そんな時にも今回の様なランニングはおすすめですよ!

高瀬ダムまでの道のり

さまざまな山岳が連なる山間を走って進んでいく、高瀬ダムまで向かう道。

そのため途中にはたくさんのトンネルがあり、「山の中を走っている!」感じがとてもします。山の天気は変わりやすく雨や雷に打たれることが無いように注意深く確認するようにしましょう。

道は意外と上りばかりということもなく、下る箇所や、平たんに近しい箇所もあります。全体的に、約300mの標高を上ることになります。

高瀬ダムまでの峠走レビュー!

今回はこの高瀬ダムを目指して、峠走を行いました。そんな過酷の峠走のレビューをご紹介します。

今後、高瀬ダムまで走ってみようと思っている人は参考にしてみてください。

龍神湖からスタート

この日は朝から雨。8月ですが気温は26度ほどで涼しく過ごせる日でした。

スタートは龍神湖の駐車場。広いので車も止められるので安心です。

外に荷物を出していると猿もいるため注意が必要!貴重品は車の中に置いておくようにしましょう。

道は全体的にアスファルトの道を走っていくので、スタート前にはストレッチや準備運動をしっかり行っておきましょう。

とにかくトンネルが多い

複数の山々の中を通るということもあり、道中にはとにかくトンネルを多く通ります。トンネルの中を走ることは、こうした雨の日には雨凌ぎには役立ちます。

トンネルの中は涼しく、まるでクーラーがかかっているみたい!夏場に走るにはちょうど良いです。

ただトンネル内は水はけが悪いので晴れていても滑りがち。滑りやすいシューズで走る場合は転倒しないよう注意が必要です。

また、車やバイクも多く通るので交通事故にも注意が必要です。トンネル内は電気が消えていて暗い場所もあるので、ライトを持って照らしたり、目立つ蛍光色の服で走ることをおすすめします。

途中の七倉山荘

7kmほど走ったあたりに、山荘である七倉山荘があります。ここには自動販売機もトイレもあるので、スタート後で何かあればここで済ますことができます。

(逆に以降には自動販売機もトイレも無いのでここで済ませておきましょう。)

車で来ることができるのはここまで!以降は自分の足(もしくは公認タクシー)のみ!!

強い意志がある人のみ進むことができる道です。

七倉山荘を超えた後は長い長いトンネルが待ち構えています。山の神隧道という名前のトンネルで、名前自体も神秘的ですよね。

最後の砦が…!

以降の5kmの道も下りと上りを繰り返すような道になっています。

その先に見えたのは…!

聳え立つ壁かと思いきや、ロックフィルでできた坂道。角度のある斜面が7つのカーブで連なり、その道を永遠に登って行った先には絶景が待ち構えています。

まさに、この急斜面を最後まで登りきった者のみが見ることのできる景色です。

ダムからの絶景は上りきったご褒美

上りきった先にあるダムからの絶景は、この過酷な峠を制覇した者のみが見ることのできるご褒美とも言えるでしょう。

片方には、上ってきた道を見下ろせる山々が。反対方向には、エメラルドグリーンのダム湖が。そんな大自然に囲まれた景色は息を飲むような美しさです。

高瀬ダムには以前秋にも来たのですが、紅葉とのマッチでまた違った綺麗さがありました。今回も雨上がりの澄んだ空気に、霧も一部あり、幻想的な雰囲気を楽しめました。時期により、違った顔を見せてくれるのも高瀬ダムならではですよ。

戻りもひたすら走る走る

帰りもひたすら上ってきた12.5kmほどの道のりを駆け下ります。上りですっかり足に乳酸が溜まっていましたが、そんな中でもしっかりと身体を動かすことで良いトレーニングになります。

気温も低く、疲労も溜まっているので、心配な方はジェルなどでエネルギーを補給しましょう。道中でのエネルギー切れには要注意です。

トータルでは約25kmほどの距離となりました。トンネル内は時計のGPSが狂いやすく、きちんと距離が計測できない場合があります。

夏場には峠走のランニングがおすすめ!

今回は自然の豊富な長野県の大町にある高瀬ダムの峠走にトライしました。この近辺には、有名な山々も多くありトレイルランナーたちにも親しまれているスポットが多く存在します。

私も前日に「アルペンライン」の峠走もしました。(このルートの方が標高は高かったです)

夏場はどうしても暑く、距離が踏めなかったり、練習に踏み出すことに躊躇しがちになってしまうものです。そんな時には、山や峠に走りに行くことで環境も良く気持ちもリフレッシュすることができます。

「【体験談】群馬県の渋峠の峠走へ行ってきた!」の記事はこちら!

夏場は練習場所を工夫してトレーニングにチャレンジしてみましょう!