一気に冷え込みも本格化して、ようやく冬らしい気温になった12月。
三重県唯一のフルマラソンが三重県の松阪市で開催されました!
記念すべき第一回大会の「みえ松阪マラソン2022」に参加をしてきたので、その大会の様子についてまとめてみました。
みえ松阪マラソンとは?
みえ松阪マラソンは、2年連続で延期となっており、2022年12月18日にようやく初開催となった三重県唯一のフルマラソン大会。
三重県松阪市川井町のクラギ文化ホール(市民文化会館)前をスタートし、市内を巡るコースを走り山下町の市総合運動公園がゴールとなる「フルマラソンの部」、同公園を発着点とする「ジュージューの部」(10km)と「ニクの部」(2.9km)、同ホールを出発して伊勢寺町の松阪農業公園ベルファームを目指す「牛歩の部」(7.4km)の計4部門がユニークなタイトルで開催されました。
大会ゲストは瀬古 利彦さん、野口 みずきさんなど、豪華!
気になるみえ松阪マラソンのコースは?
みえ松阪マラソンのコースは、松阪の街中を走り名所も楽しめる見どころ豊富なコースでした。
スタートしてからは松阪駅付近を通過するなど、松阪の街並みを見ることができます。
街を超えると広がる田園地帯。田園風景を抜けると工業団地エリアに突入し、飽きることなく松阪の色んな顔を見ることができるコースでした。
地元の人々、子供の応援があらゆるところで背中を押してくれて、終始心温まるコースだと実感。応援メッセージなども掲げてあり、ずっと元気をもらえました。
特に32㎞地点のトンネルは素晴らしすぎました…!
アップダウンもあり、折り返しも多くありますが、個人的な感想としてはそれ以上に見どころ満載のコースだったと感じます。
【体験談】みえ松阪マラソン出場レビュー
今回初開催のみえ松坂マラソンを走ってみた大会レビューをまとめてみました!
前例がないからこそ参考になる情報もあると思うので、今後出場を検討している人は参考にしてみてくださいね。
名古屋からは当日出発でも行けるなんて!
みえ松阪マラソンの参戦は当日朝5時半に車で出発して向かいました。
道中は雪も降っていて、今日がどれだけ寒いか思い知らされる羽目に…。道は特に渋滞もしていなかったので、7時ちょっとすぎには松阪駅に到着しました。
ゴールから松阪駅までは送迎バスがあるようなので、松阪駅に車を停める方が帰りのことを考えると楽です。
松阪駅からスタート地点までは約20分ほど歩いて到着。良いアップになりました。
電車でも特急などを使えば、名古屋駅や大阪駅からも当日入りで間に合うようです!朝が強い人にはおすすめ!
とにかくスタート前も後もずっと寒い
スタート地点には既にたくさんの人がいましたが、この日のコンディションは「当日は、飯南町粥見の気象庁の観測所で最低気温がマイナス2.2度、最高気温4.5度と低く、最大瞬間風速が14.9㍍と強風(三重新聞より)」だったそう。
文化ホール的な待機所には人がひしめき合って寒さをしのいでいました。トイレは混みやすいので要注意!
スタートは各ブロックに分かれており、Sブロックはかなりゆとりがあってありがたかったです。
そんな寒すぎるコンディションだったので、走り始めてからも全然身体が温まりませんでした。
穏やかな松阪の町並みを楽しみながら
今回は「タイムではなく順位が狙えたら」と思っていたのであまりラップを気にせず走りました。
特に序盤は松阪の街中を走るので、松阪駅を通過するなど見どころが満載。
10㎞を過ぎるところくらいまでは観光ランのように気持ち穏やかに走っていました。
田園エリアは超暴風!!!!
15㎞あたり、穏やかな街並みを外れて田園エリアに差しかかるとまさに暴風ゾーン!
確かに遮るものが何もないので、もろに風を受けて走ることに。私が特に大きな集団についていなかったこともあり、風のダメージを強く受けてしまいました。
田園を走った先の松阪農業公園ベルファームではたくさんの応援団や野口みずきさんが応援してくれていました。美味しそうな香りの給食も豊富で誘惑されまくるホットなゾーン。
ここで元気をもらい、折り返した先の田園エリアは追い風になり風を背負って走れました。
しばらくは田舎道をゆく……
そこからしばらく25㎞地点ほどまでは、JAの施設を通過したり親水公園を通過したり田舎道を進みます。
コースを曲がるたびに風向きも変わるので、なかなか集中して一定のペースで走りにくかったです。おかげでラップタイムもばらばらに。
小学校の前では元気な子供たちが応援をしてくれたので、手を振りながら走りました。
坂と工業団地、そしてミラクルなトンネルゾーン
中部台運動公園辺りから山道に突入して坂が増えてきます。坂もあり工業団地もあり、見慣れない景色だけあって飽きることなく楽しめました。
そんな場所でも応援や給水がたくさん用意されていて、これもまた最高でした。
トンネルが2つあり、2つ目のトンネルがもうすごい…!
中がイルミネーションみたいになっていて、動画も流れていて、心なしか暖かくも感じられて…これは中を走った人しか分からない感動があるので、ぜひ来年出走してみてみてください。(死ぬ前ってこうやって走馬灯が見えるのか、とも思った)
トンネルを抜けるといよいよラスト!
ガーミンがバグりまくる2つのトンネルを超えるとゴールまで10㎞ない程なので、いよいよみえ松阪マラソンもクライマックス。
素敵なトンネルから現実に戻されて、どっと疲れが出てきました。
民家の間の細い道を進むとまた坂もあり…、そして松阪の名所とも称される櫛田川沿いを走ります。
「ここは向かい風だったら死ぬな…」と思いきや、横風からの追い風でかなりラッキー!
フィニッシュ前300mにラスボス現る!
いよいよあと2,3kmのゾーンへ。このエリア、道幅は広いけれどもろ風を受けるゾーンでした。
折り返しゾーンなので、後ろのランナーとの距離も見えるという点もひとつの特徴。
そして、フィニッシュゾーンのある松阪市総合運動公園の手前、ラスト300mがかなりの登り&強風。今にも坂から振り落とされそうになるレベルでもがきながらフィニッシュ!
ここが一番つらかった…。
【今回摂取したジェルたち】
今回はあまりジェルを使わずに走り切りました。足つりはやっぱり怖いので、保険として摂取。
20㎞地点
【MEDALIST/メダリスト】 ENERGY GEL GRAPE & HONEY
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35㎞地点
【Mag-on/マグオン】エナジージェル
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表彰式は豪華!グルメゾーンも!
2時間53分53秒で女子3位に入賞できました!表彰エリアは広い公園にゾーンが用意されており、周辺には数々のグルメテントが立ち並んでいました。
松阪牛や鳥味噌ステーキなど、松阪グルメに舌づつみすること間違いなし。
松阪牛が当たる大抽選会ブースには思わず吸い込まれてしまった!!はずれたけどな!!
表彰式も、瀬古さんからメダルを渡してもらうなど素晴らしい式でした。何よりも嬉しいのが松阪牛券!これで買った肉は100回くらい噛んで食べようと思いました。
1位から3位までに贈呈されるメダルは、東京オリンピックのメダルをデザインされた方が手掛けたものとのこと!
デザインも素敵で、重みも全く違いました。大切にします。
みえ松阪マラソンレース前の過ごし方
今回はタイム狙いではなかったので、調整をあまりせずに臨むことにしました。
それが良かったのかどうかは不明だけど、身体を重すぎず軽すぎない状態に持っていけたのは良かったです。
さらに、1週間前に胃腸風邪にやられ木曜頃までご飯がしっかり食べられない状態に。そのおかげなのか、体重が軽くなり理想とする標準の体重まで持っていくことができたのでこれもまた良かったのかも。(木曜からは食べ過ぎってくらいバクバク食べられました)
【レースの1週間前】
- 土…120分完走(キロ4分15~20秒)
- 日…10kmジョグ ※体調不良で床に臥す…
- 月…15㎞PR(キロ4分ぎり)+1,000mダッシ
- 火…8kmジョグ
- 水…1,000m×6本(3分45~50秒)+7㎞ジョグ
- 木…オフ
- 金…8㎞ジョグ
- 土…1,000m1本ダッシュ
【結論】みえ松坂マラソンは参加する価値100%!
ぜひ1度走って欲しい大会!
比較的過酷なコースであると言われていたみえ松阪マラソンは、確かに厳しい寒さと風により過酷なレースとなりました。しかし、1回目にしては非常に完成度も高く、松阪市の魅力を存分に満喫できる温かい大会でした!
参加してみて、三重県のことが好きになるほど!
来年は2回目、そして3回目4回目と続いていくことが期待されます。
アクセスもしやすい大会なので、マラソンレースへの出走を考えている人は出場してみてはいかがでしょうか。